「あなた専属」
助産師
💠babytomokids💠
切迫&NICUママたちが
笑顔で繋がれる
ケアサポートをしています。
■今日のテーマ
欧米と日本では
切迫早産の管理、
子宮収縮薬の使用方法が
大きく違うこと、知っていますか??
※長いです
欧米では
切迫早産治療における、
張り止めの効果は
48時間に限定される
という医学的証拠があって
48時間って、つまり2日間だけ!
もちろんNICUなど医療ケアが
しっかり受けられる体制が
整っていることが必然ですが。
これ以上やらないんです。
一方、日本では、
子宮収縮が抑えられた後も
予防的投与を行っていて、
結果的に
長期間の入院管理が主流です。
経験者の私としては、
スルーできなかった
『実は』の真相。
↓↓↓↓
この治療方法が
早産を防ぐこと、
その後の赤ちゃんの
状態の改善に
有効との
はっきりとした証拠はないと。
えー!じゃあ、なぜに?
私は1人目のとき3ヶ月以上も…??
お恥ずかしながら…
1人目を出産するまでは
助産師としてお産介助したり、
病棟勤務していた私ですが、
実際そこのところを学ぶ機会が少なく
〈切迫=長期張り止め点滴〉が
当たり前だと思っていました。
しかも、
1人目21w3dから35w6dまで
治療を継続し、
点滴OFFした深夜帯に出産しました。
そのため、点滴の効果って
めちゃくちゃあるんだなぁと
〈神薬〉
みたいな感じで思っていました。
◻️切迫ママの最大のストレス
入院も長く及ぶと、すぐに24時間ずっと
毎日継続している点滴が漏れて
差し替える血管がなくなってきます。
助産師として病院勤務時代、
経験年数が上がるにつれて後輩から
『連日差し替えてて申し訳なくて…
切迫ママの点滴変わってください…』などと
言われることも多くありました。
私も新人の頃は、ママたちに
本当に申し訳ないと
思っていました。
せっかく確保できたと思っても
翌日には痛そうに腕が赤くなっていると、
面目なく…落ち込む気持ちでいっぱいでした。
◻️一般的な張り止めの副作用
・倦怠感や熱感・手指の震え、しびれ・口の渇き・手指、体幹、顔が赤くなる・吐き気、めまい
そして私も…
◻️塩酸リトドリン=ウテメリン・リトドリン
◻️硫酸マグネシウム=マグセント
という
おなかの張りを抑える薬で、
フルコースの治療内容でも耐えていました。
『できるだけ長くお腹に赤ちゃんがいてほしい。
『とにかく早産になることを予防したい。』
『自分はその次』
という気持ちだけが根本にあったんです。
なので、点滴は1日でも
早く辞めたかった
にも関わらず、
当時の私にとっては、まさに〈神薬〉でした。
でも、長期間の治療に伴う弊害もあるんです。
母の重症な副作用や、
新生児の低血糖。
助産師として知識はあったものの、
まさに、私も、息子くんも、そのケースでした。
【重症な副作用】
・マグネシウム中毒や心停止・呼吸停止、呼吸不全、・横紋筋融解症、・肺水腫、腸閉塞など
実は、
1人目の時32wに入り
母体搬送を経験しています。
その原因は、、、
◇採血でCK値は594U/L(女性平均 45~163U/L)
横紋筋融解症でした。
採血で異常に跳ね上がる前から、
前兆はありました。
・身体が重くて自分の意思では
動かすことができない感覚
・だるい筋肉痛っぽい
・体重がじわじわ減っていく
・特に、足が鉛のような感じ
最近では…
「切迫早産と診断された、
妊娠26週以上」
のママには、
張り止め点滴薬の使用は
48時間〜7日間までを、
基本的方針
としたり、
日本でも今までの管理方法を変更する施設が
増えているそうです。
今までの長期間の
入院管理と比較しても
平均分娩週数,
早産率,
NICU入院数には差がなく、
弊害(副作用被害)が減少した、
と報告されているようです。
私みたいに、
切迫長期治療の末に
横紋筋融解症など
重症副作用を経験されたママいますか??
お子さんが低血糖になったママいますか??
張り止めの影響もあると、私もわかっていたけど…
実際になにが正しかったのかな…
当時は、
週数を稼ぎたい葛藤と、
揺れていました。
今までと、これからと
治療・管理方法が変わり、
戸惑っちゃうママたちもいそうですよね。
実際に大変な想いをしている
ママたちが、張り止め点滴を
長期に投与する・しない、など、
みんなどう感じてるのか。
産科医じゃないけど、
切迫早産の管理法について
考えていきたいですね。
またシェアできることがあれば
載せたいと思います💠
長文読んでくださった方ありがとうございました!
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